2010-06-22

アジア系志願兵が増えているいろいろな背景 [NPR]


Original Title: More Asian-Americans Signing Up For The Army

この数年、アジア系の志願兵が増えている背景についての話。

米軍におけるアジア系志願兵の率はこれまで1パーセント程度だったが、去年は22%にまで増えている。その背景にはいろいろな事情があるようだ。まず、除隊後に進学すると学費が免除されるという特典のために志願するというもの。経済が悪化しているのに大学の授業料は値上がりし続けているから、教育熱心で低所得のアジア系家庭にはありがたい。

それから、今アメリカが行っている戦争は、第二次世界大戦やベトナム戦争と違ってアジアが舞台とはなっていないから、アジア系市民が従軍するのに心理的負担が少ない。しかも従軍すれば国への忠誠心を表すことができるというもの。

もう一つは、将校として活躍しているアジア系軍人が増えていることもあるのではないか、とのこと。アルグレイブ強制収容所の調査を主導したのはアジア系将校だった。

アジア系志願兵は増えているものの、従軍してもめったに前線に送られることはなく、後方支援の部隊に配属されているようだ。軍は進学予定の志願兵に専門職の職業訓練を受けさせてその技術を社会に還元しようとしているらしい。

いずれにせよ、学費免除のために志願兵が増えているとしたら、除隊後に支払わなければならない借金が増えていくばかりで、しかも従軍中の給与も支払わなければならないから、かなりの予算が計上されていることでしょう。