2013-03-31

いちばんやさしい!いちばんおいしい!ケーク・サレ&パウンドケーキ


塩味ケーキのケーク・サレとパウンドケーキのレシピ集。ケーク・サレはまだ作っていないけれど、キッシュをパウンドケーキにしたもののような気がする。

試してみたいパウンドケーキのレシピがいくつかあった。桃と紅茶のパウンドケーキを作ってみたが、桃が崩れてしまい、掲載写真のように出来上がらなかった。コーヒーとマシュマロのパウンドケーキにもそそられるものがある。パウンドケーキにマシュマロを混ぜるという発想が斬新。

色々なレシピがあるけれど、結局作り慣れている自分のレシピで作ってしまうものです。焼き途中で切れ目を入れるという方法を学ぶことができたのはよかった。

2013-03-23

ゼロ・ダーク・サーティ [キャサリン・ビグロウ監督]


2001年9月11日の同時多発テロから2011年5月にオサマ・ビン・ラディン暗殺されるまでの、CIAの捜査を描いた作品。

これは、「裏切りのサーカス」や「アルゴ」や「007」に連なるスパイ映画の一つなのかもしれないけれど、観ていて、本当の主題は組織の中で働く女性なのではないか、と思った。

オサマ・ビン・ラディンの居所を突き止めるための捜査にマヤという女性捜査員が加わる。男性捜査員は捕らえたアルカイダメンバーを拷問して情報を引き出そうとするが、マヤは証言や盗聴会話からオサマ・ビン・ラディンにつながるアルカイダの重要人物を特定し、その居所に迫っていく。彼女の信念が組織を動かし、ついに大統領はオサマ・ビン・ラディンが潜伏していると見られるパキスタンへ軍を派遣する決定を下す。

主役のマヤを演じたジェシカ・チャスティンがインタビューで、自分はこれまで誰かの恋人か妻を演じることが多かったが、この役はこれまでと全く異なる、諜報の最前線で仕事をする自立した女性だった。女優としてそういう女性を演じることができてよかった、と言っていた。

たぶん20世紀ほど女性が職場で格下に見られることは少なくなってきていると思うが、それでもマヤの上司や同僚とのやりとりを見ていて、それはある、と思う場面がいくつもあった。上司からやんわりと提案を却下された時の彼女の台詞に痺れた。「その判断のせいでビン・ラディンを逃がした、という汚名を着ることになってもいいんですか」

ビン・ラディン殺害のシーンは衝撃的。キャサリン・ビグローの前作「ハート・ロッカー」ほどではないけれど、ドキュメンタリータッチに撮影されている。つまり、演出は中立的で、観客の判断に委ねている感じ。

この映画には主人公のマヤだけでなく、CIAの第一線で働く女性が何人も登場する。恋人や妻としてではなく、社会の構成要員としての女性がよく描かれている。もしかしたら、そういう女性を描くためにこの題材が選ばれたのかもしれない、と思った。

2013-03-22

恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム [ファラー・カーン監督]


やっと!この映画を観ることができた。しかも日本で。

1970年代のボリウッドで、脇役専門の役者が主演女優に恋するが、女優は実はプロデューサーと秘かに結婚していた。しかしプロデューサーは自分の出世のために妻が邪魔になり、火事にみせかけて殺してしまう。そして主人公も巻き添えになり死ぬ。ところが、主人公はすぐに生まれ変わり、映画界の人気スターとなった30年後、前世の記憶が蘇り復讐を誓う。

荒唐無稽すぎるストーリーだ。これに歌とダンスが盛り込まれるのだから、一体話がどう進んでいるのかわからなくなってしまいそうなのだけれど、観客がちゃんと主人公とヒロインに感情移入できるように演出されている。

2007年から2008年にかけてインドを旅していた時、この映画が大ヒット公開中で、どの町に行っても主演のシャー・ルク・カーンのポスターが大きく張り出されていた。シャツの前を開けて"シックスパック"をみせびらかしているポスターが。サウンドトラックも大ヒットで、移動の車内でサウンドトラックを聞きながら英語の部分を一緒に歌ったりした。

あまりに大ヒットしているので映画館で観たかったが、ガイドに、外国人が映画館に入ったら観客が大興奮してパニックになるから行かない方がいい、と言われたので観られなかった。でもサウンドトラックのCDは買って帰ってきた。というか、ツアーグループのメンバーの一人が私に買ってくれた。そのバラナシのCD屋で、ジャケットに写っている主役俳優を指してこの人は誰?、と聞いたら、CD屋は誇らしげに「キング・オブ・ボリウッド、サールー・カーン」と言った。

映画は、本当に荒唐無稽なたわいない話なのだけれど、シャー・ルク・カーンのカッコよさ、楽しい歌とダンス、舞台装置の豪華さでとても楽しめる作品になっている。楽しいインド映画がもっと日本で公開されるといいのに。

2013-03-15

世界にひとつのプレイブック[デビッド・O・ラッセル監督]


冒頭部分を見逃してしまったのだけれど、妻の浮気現場に居合わせてしまい、浮気相手を暴行した罪で服役(?)、精神科に入院した主人公が出所して実家に戻るところから話が始まる。

近所に、若くして未亡人となったやはり情緒不安定の女性がいて、二人が出会ってお互いに相手を受け入れ、ダンスを通して新しい人生を開いていく話。

予告動画によると、監督の息子が情緒不安定でとても荒れていた時期があり、原作を読んで絶対映画化しよう、と思ったとのこと。主人公の父親役のロバート・デニーロが監督の話を聞いて涙ぐんでいた。

人生に暗黒の時期はあるけれど、年頃が近くて気心の合う相手と出逢えれば、だれだって暗黒から抜け出せると思う。個人的にもうこのハッピーエンドに共感できる時期は過ぎてしまった。

若い未亡人を演じたジェニファー・ローレンスが第85回アカデミー賞を主演女優賞を受賞。まだ23才とのこと。