2013-03-15

世界にひとつのプレイブック[デビッド・O・ラッセル監督]


冒頭部分を見逃してしまったのだけれど、妻の浮気現場に居合わせてしまい、浮気相手を暴行した罪で服役(?)、精神科に入院した主人公が出所して実家に戻るところから話が始まる。

近所に、若くして未亡人となったやはり情緒不安定の女性がいて、二人が出会ってお互いに相手を受け入れ、ダンスを通して新しい人生を開いていく話。

予告動画によると、監督の息子が情緒不安定でとても荒れていた時期があり、原作を読んで絶対映画化しよう、と思ったとのこと。主人公の父親役のロバート・デニーロが監督の話を聞いて涙ぐんでいた。

人生に暗黒の時期はあるけれど、年頃が近くて気心の合う相手と出逢えれば、だれだって暗黒から抜け出せると思う。個人的にもうこのハッピーエンドに共感できる時期は過ぎてしまった。

若い未亡人を演じたジェニファー・ローレンスが第85回アカデミー賞を主演女優賞を受賞。まだ23才とのこと。