2012-04-14

ケチャップの歴史 インドネシアからイギリス経由アメリカへ [GOOD FOOD]


Original Title: The History of Ketchup

ケチャップの歴史について著わした食研究家へのインタビュー。ケチャップは意外にも東西文化が融合したものだった。

現代人の食生活に欠かせない調味料の一つケチャップ。オムライスやハンバーガーといった"洋食"に主に使われているからなんとなくアメリカ起源だと思っていた。実はケチャップはインドネシアが起源。

もともとは大豆を主原料に作られる発酵調味料で、醤油のようなものだった。インドネシアにやってきたイギリス人が気に入って輸入していたのだが、かなり高価だったので自分たちで作ることに。しかし当時イギリスには大豆がなく、似た色と味を出すためにいろいろな材料で試した。要するに材料を発酵させて作れば何でもケチャップに成り得たので、牡蛎、クルミ、果物、ジャガイモ、魚、レバーなど、いろいろな材料でケチャップが作られるようになった。

「ケチャップ」という名前はフランス語から来ている。スパイスの入ったいろいろな材料を合わせたもの、という意味とのこと。その意味でウスターソースは一種のケチャップといえる。

ケチャップがトマトケチャップになったのは19世紀末のアメリカで。1870年頃トマトの価格が暴落。倒産寸前に追い込まれたトマト缶会社がトマトでケチャップをつくってみることにした。それまでのケチャップは発酵食品なので甘くなかったのを、一般受けするために砂糖を入れて甘くし、発酵を抑えるために酢も加えた。こうして現在のケチャップが誕生。

トマトケチャップは製造を始めたほんの数社が業界を独占。特にハインツは流通も押さえており、現在のアメリカではほぼ独占状態とのこと。