2014-02-12

ROOM237 [ロドニー・アッシャー監督]


映画「シャイニング」を勝手に解釈する映画。おっもしろい!!!画面に仕掛けられた謎をシャイニングに魅せられた人たちが(多分全員業界人)勝手に解いていくだけの映画。この映画と本編を交互に観たい。

冒頭の空撮シーンの意味から、オーバールックホテルの間取りの矛盾、倉庫に積み重ねられた食品のラベル、画面に映り込んだ光の反射、ありとあらゆるシーンについて突っついている。

「シャイニング」を観ていて、あれ?っと思う箇所がいくつかあるのだけれど、ストーリーを追うのに夢中になって、まぁいいや、と流してしまっていたところを、彼らは何度もテープ(!)を巻き戻して図まで描いて検証している。解説者(?)たちは、アメリカでは名の知られている業界人なのだろうけれど、こちらでは無名なので、彼らの勝手な言い分が「ROOM237」にいかがわしい雰囲気を与えている。それもまた怪しく面白い。

ROOM237とは、映画「シャイニング」で、ジャックが腐敗した老婆の霊と出会う部屋。原作では217となっているのをキューブリックが映画では237と変えた。そのことで、スティーブン・キングは大むくれしたらしい。

原作の小説「シャイニング」は、主人公ジャックが抱え込んでいる父子の葛藤を底辺で描いている。彼の心の闇とホテルの闇が出会う怖さ。ホーチミンのホテルに滞在していた時に読んだが、あまりの怖さに部屋にいられなくなってロビーでずっと読んでいた。読み終わった後は、古本屋に出してしまった。手元に置いておくのが怖くて。

映画「ROOM237」をもう一度、巻き戻しながらじっくり観たい。