Original Title: Possible Pyramids Discovered From Space
映画「インディアナ・ジョーンズ失われたアーク」で、ジョーンズ博士が発掘した幻の都タニスが、NASAの衛星からの赤外線画像によって現実に発見されるかもしれない、という話。
衛星が放射する光は地表の形状によって反射の波長が異なる、らしい。この波長の違いを色で区別することによって、地上で見るのではわからない地表の形状を読み取るシステムがある。
アラバマ大学のチームは、最近このシステムを使って17ものピラミッド状の建造物が地下にあるのことを読み取った。現地での初期発掘でも、少なくとも二つはピラミッドに極めて近い形をしていることがわかったが、100%確実にピラミッドだとは言い切れないとのこと。いずれにせよ衛星からの画像と実際に発掘現場で掘り出した遺跡の形状はほとんど変わらないらしい。
人口増に伴う都市開発で、遺跡が眠る土地が掘り返されたら衛星画像も役に立たなくなってしまう。個人的にエジプト文明にとても興味を持っているので、この技術によって世紀の発見があるといいな、と思う。
写真は私が撮ったギザのピラミッド。