2011-05-14

無名でも高収入なインターネット・ロックスター [NPR]


Original Title: An Internet Rock Star Tells All

インターネット時代なら無名ミュージシャンでもかなり稼げる、という話。

ジョナサン・コールトン(Jonathan Coulton)は、曲がラジオでかかったこともないし、大手レコード(?)会社とも契約していないが、2010年は50万ドル売り上げたミュージシャン。

コールトンは自分のホームページで曲を売っている。中間マージンをとられることがないから、売り上げは殆どコールトンの懐に入る。ホームページでは曲の歌詞が読め、ファン同士が交流でき、彼のブログを読むことができる。

曲はポップロックのコミック・ソング。世間を皮肉るオタッキーな歌が多い。ゾンビになった元同僚からメールが来た歌とか、失恋したコンピュータープログラマーの歌など。

コールトンは20年前にミュージシャンを目指してニューヨークへやって来たが、結局ソフトウェア業界で仕事をすることに。自分が音楽で食べていけるようになるとは思っていなかった。数年前自作の曲をホームページにアップすると、それが技術系の掲示板サイトに投稿され、技術系"オタク"リスナーのハートを掴み、ミュージシャンとして売れるようになった。

本人は、自分はすき間ミュージシャンだ、と言っている。しかしすき間はどこにでもあるから、無名ミュージシャンでも音楽でやっていける可能性はある。それもこれもインターネットのおかげだ、と。

夢を持ち続けていればいつか叶う、というのは本当ですね。ソフトウェア業界という寄り道があったからこそ、21世紀にミュージシャンとして稼げるようになったのではないか。寄り道も大切です。