2012-08-22

テルマエ・ロマエ [武内英樹監督]


おかしくっておもしろい!このおかしさは、阿部寛の表情と心の声のナレーションに負うところが大きいと思う。

ローマ時代の風呂設計者が風呂で事故に遭うとなぜか現代日本のいろいろな風呂へタイムスリップ。日本の風呂の特徴をローマに持ち帰って風呂設計者としての名声を得ていく。

皇帝ハドリアヌス、その後継者のケイオニウス、皇帝の側近アントニウスの権力争いというローマ史と風呂文化の発展を絶妙に絡めながらストーリーが展開していく。日本におけるフロ・トイレ文化のおかしさも再発見。日本のトイレの素敵なおかしさは、映画「トイレット」でも描かれている。

映画の後半、日本側登場人物が全員古代ローマにタイムスリップしてしまい、どのように話のオチをつけるのかすこしヒヤヒヤしたが、うまくオチて明るい気分で映画館を出ることができた。

風呂の発明は、人間の発明の中でも特筆すべきものですね。