読んだ本と、映画館で観た映画の記録をつけています。
おもしろかったポッドキャストの記事の紹介も。ポッドキャストは、NPR:Story of the DayとKCRW:GOOD FOODから。
コピー&ペースト等転載はお断りします。
2011-03-22
祝!ツイッター5周年 [NPR]
Original Title: Twitter Turns Five: #happybirthday!
毎日1億の"つぶやき"が行き交っているツイッター。3月21日に5周年を迎えた。創設者の一人、ストーン氏にインタビュー。
誰もが知りたい質問はなぜ140字制限なのか。
ツイッターは携帯電話のショートメッセージサービスをもとに開発された。テキストメッセージの国際基準が160字制限だったので、発信者名用に20字分を引いて140字にしたとのこと。だからツイッターは世界中どこにいても携帯電話で利用できるようになっている。
ツイッターの始まりはこんなふう。ストーン氏と共同創設者のウィリアムズ氏はグーグルを退職して、ある事業で新しく起業しようとしていた。でも、どうしてもその事業に熱中できなかった。そこへもう一人の共同創設者となるドーシー氏がやって来て、携帯電話で今の自分を発信するサービスを提案した。このアイデアはストーン氏も試みたことがあるもので、起業しようとしている事業よりずっと惹き付ける何かがあった。
2週間で作り上げたツイッターの試作品の評判はよくなかった。何の役に立つのか。でもウィリアムズ氏の、アイスクリームは何の役にも立たないけれどおいしいじゃん、という一言で彼らはツイッターの開発をこつこつ続けた。
今やユーザーは200万人。利用は無料。どうやって収益を上げているのかという質問に、それは模索中、と答えている。今取り組んでいる試みは、ある商品のキーワードを含むツイートを検索で上位に持ってくるようにして、企業に広告料のようなものを支払ってもらうというのもの。
ところで、2010年のイランや2011年のエジプトで、ツイッターは反政府運動に大きな役割を果たし、世界中から大きな信頼を得た。
ストーン氏は、ツイッターはただの道具だよ、と言っている。ベルリンの壁が崩壊した時、人々は電話で連絡を取り合っていたはずだが、電話が壁を崩壊したとは誰も言わない。技術の勝利ではなく、人間性の勝利なんだ。ツイッターはそれを助けただけだ、と。人間は基本的に善で、簡単な道具を与えられれば何かを表現し、善であることを日々証明している、それに感銘を受けている、とのこと。
日本でも3月11日から数日、ツイッターが大活躍した。4月5日のNHKニュースで、経済産業省が地方自治体にツイッターのアカウント取得を促して、災害時の利用を推奨するという報道もあった。何の役にも立たない、と言われたツイッターだが、今やなくてはならないものになった。恥ずかしながら私もツイッター、始めました。