2010-10-16

雨飾山


北アルプスの雨飾山(あまかざりやま)を、紅葉を楽しみながら登ってきました。

10月15日午後、スーパーあずさで松本へ。割と空いていて、乗客はビジネスマンばかりでした。松本から大糸線に乗り換えて南小谷(みなみおたり)へ。大糸線の乗客は高校生が多かったです。

南小谷ではペンション・フォークテイルに宿泊。山の中なのに夕食は海の幸でした。ここから日本海までは車で1時間とのこと。オーナーによると、晴天なら雨飾山の頂上から日本海の海岸線が見られるそうです。明日の登山ガイドはオーナーが務めてくれます。


翌16日、午前7時前にペンションを車で出発。雨飾山の登山口に着いたのは午前7時40分頃でした。

登山口からしばらくは湿地帯の木道を歩きます。木道脇の水たまりは澄んでいてイワナが泳いでいるのが見えました。

湿地帯が終わるといきなり傾斜40度位の登り。ブナ平と呼ばれる平地で一休み。また登りが続きます。頂上までの行程半分位の所にある荒菅沢(あらすげさわ)でまた一休み。荒菅沢を望む斜面は紅葉の素晴らしい景色でした。沢を流れる渓流の水は飲む事ができます。冷たくておいしかった。


荒菅沢を過ぎると、狭い尾根道で、岩壁にかけられたはしごを上る箇所もあります。登る人下りる人がすれ違うためにお互い待つこともしばしば。

頂上が見えてきた辺りは笹平と呼ばれる平地。群生している熊笹(?)を突っ切るように作られた通り道を歩いていきます。


11時半頃頂上に到着。頂上は狭く、すでに何十人もの人たちが昼食をとっていました。私たちも何とか場所を見つけて昼食。オーナーにもらったインスタントみそ汁のおいしかったこと。

12時半頃下山開始。ガスが出て来て、下りはあまり景色を楽しむことはできませんでした。頂上から日本海を望む事もできなかったのです。


午後4時頃登山口に到着。帰りの列車まで時間があるので、オーナーに露天風呂に連れて行ってもらいました。そこは本当の露天風呂で、屋根もなく、脱衣場には棚があるだけ。洗い場には蛇口がなくてケロリンの桶がいくつかあるだけなのです。しかも入浴料は寸志。

午後5時43分南小谷発の大糸線の終電に乗って、帰宅の途につきました。