2010-03-26

正しいいじめ対処法 [NPR]


Original Tilte: Hit Back At Bullies? Not At This School

メリーランド州の中学校で行われているいじめ対処プログラムの話。

カリキュラムの一環として子どもたちに常に身近な問題としていじめへの対処を考えるようにしている。いじめられたり、いじめを目撃したら、いじめられている人を助けるかすぐに大人に言いに行くこと。いじめっ子に暴力を振るわれても暴力で仕返してはいけない。こういったことを徹底して教えている。

いじめは単独で行われるものではなく、いじめっ子、いじめられっ子、いじめっ子仲間、かばう子というそれぞれの役が絡む社会現象だととらえている。

いじめに対するこの学校の子どもたちの考えはかなり進歩的。いじめている子がいたら、それはたぶんその子の私生活がみじめなものだからで、もしかしたら家で虐待を受けているのかもしれない、とまで考えている。

アメリカは人種、宗教、民族文化が多様な社会だからいじめも起きやすい環境にある。だから教師たちのいじめはあってはならないという信念があるから効果を上げているのだと思う。子どもではなく大人がどう考えるかがとても重要だと思う。