2010-03-21

鯨肉レストラン閉鎖 [GOOD FOOD]


Original Title: Whale at The Hump

サンタモニカの空港内にあった日本食レストラン「ハンプ」は鯨肉を供していたことが明るみになり閉鎖された。この摘発にはスパイによる囮捜査(?)があったという話をロサンゼルス・タイムズの記者に聞いている。

ハンプはお洒落なお店で、セレブたちもよく訪れていたそう。ここで鯨肉が出されていることは知る人ぞ知る事実で、お鯨を食べたいお客は「クジラ」と日本語名で注文していた。レシートにもWhaleと記載されていたとのこと。

アカデミー賞のドキュメンタリー部門を受賞した映画「コーブ」は日本のイルカ漁を取材したものだが、この映画のスタッフがハンプで鯨肉が出されていることを知り摘発に一役買ったらしい。環境保護団体のスパイがハンプに客として訪れ、証拠を掴み、連邦政府へ通報した。

アメリカでは鯨肉の食用は法律で禁じられている。ハンプは違反していたことを謝罪、今後は絶滅危惧種の保存に貢献すると決意表明しているが、実刑が下るのは確実。懲役1年と関係者1人につき1000ドルの罰金が科せられる。