Original Title: Water Privatization
カリフォルニア州で上水道事業に民間が参入することを懸念している人たちの話。
カリフォルニアの水道設備は築(?)70年から80年とかなり老朽化しているが、地方公共団体には整備のための予算が十分にない。そこで民間に委託して整備してもらおうという動きが増えている。この動きの乗って企業の方でも水道事業に関わろうと活発に活動しているらしい。
今はまだ整備の請負にとどまっているが、企業に水道事業権が渡れば、企業は利益をあげるために料金を上げたり、付随サービスを押し付けたり、水道カットを容赦なく行うことでしょう。水は代替商品がないから、消費者は水道企業の言いなりになるしかない。このことを懸念して食品と水の監視団体が市民に向けて啓蒙活動を行っている。
映画「007慰めの報酬」では、オイルでなく地下水源のある土地を巡ってジェームズ・ボンドが活躍している。水の問題は油より大きい。