Original Title: Cancer Cluster In Florida Worries Parents
フロリダのパーム・ビーチ郡で、脳癌を発症する子どもが増えている話。
これまでの16年間で13例が明らかになっている。脳癌は珍しいし、しかも子どもが発症することは殆どないので、患者の家族は「うちの子は運が悪かった」と思っていたが、教会などでご近所に話してみるとその地域に何人も同じ病気の子どもがいることがわかった。すでに完治している子もいる。
住民はなぜ脳癌発症率が高くなっているのか、原因究明を要求している。しかし調査は遅々として進まない。調査にあたっている疾病予防管理センター(CDC)の職員は、転居した住民もいるし、癌の進行は時間がかかるものだからそんなにすぐに原因を特定できない、と言っている。行政側にしても、住民が出て行くのを止めたいので原因究明にそれほど積極的ではないよう。
一部の地域で特定の病気が特定の年齢層に急増しているとは、まるでXファイルのファーストシーズンのエピソードのようだ。完治している子がいるのが救いだ。