Original Title:Needle Exchanges Face A Fight In Congress
米議会に提出されている、無料の注射針交換への援助打ち切りという、小さな議案が大きな影響を与えるかもしれないという話。
米国では、薬物中毒者が支援団体に使用済みの注射針を持ち込むと、新しい注射針に交換してもらえるプログラムがあるらしい。注射針の使い回しによるHIV感染を防ぐのが目的。このプログラムは著しい効果をあげていて、高い評価を得ている。でも注射針交換は薬物使用を促進する面もある、とプログラムに反対する意見も根強くある。
NPR記者がワシントンDCで注射針交換の現場を取材している。プログラムを実施している支援団体のスタッフは、以前はホームレスで薬物中毒患者だった人たち。更正したスタッフは、「注射針交換がHIV予防の効果をあげているという統計よりも大事なのは、ここには人と人とのつながりがあるってこと。誰かが自分を気にかけている、ということが自分を大切にすることにつながるのだから」と言っている。
ポジティブな態度がポジティブな面を引き出していくのですね。三谷幸喜の人形活劇「新三銃士」ではないけれど、関わろうとする気持ちと態度は確かに必要です。