2009-10-24

カボチャのチーズフォンデュ | どうやってソバを保存するか | デリを救え! | ユーゴのワイン [GOOD FOOD ]

Original Title: Culture Clash; Delicatessens; Alton Brown; Wines after War

カボチャのチーズフォンデュRoast Pumpkin with Cheese Fondue
番組ホストがファーマーズマーケットでカボチャのレシピを教えてくれている。日本のカボチャを”カボチャ・スクワッシュ”と呼んでいる。このカボチャのチーズフォンデュは、ジャパンのカボチャで作るのが一番いいとのこと。くり抜いたカボチャにクリーム、グリュイエールチーズ、エダムチーズ、スープストック等を入れ、蓋をしてオーブンで焼く。中身がスフレのように膨らむ。それを果肉(?)と一緒にすくって食べてください、とのこと。聞いているだけで生唾が出てくる。

写真はGOOD FOODサイトから持ってきてしまったもの。あまりにおいしそうなので。


どうやってソバを保存するかRefrigeration of Asian Noodles
ロサンゼルスはアジア系移民が多いので、アジア系食品スーパーの内容も充実している。ということは、麺の種類も豊富。ところでアジア麺は米粉で作られたものが多く、細かったり薄かったり、繊細なものが多い。アジア各国では早朝に作ったものを市場で買ってその日の内に食べてしまうが、スーパーで売るとなるとそうもいかない。カリフォルニア州では衛生管理法(?)によって、生ものは5℃以下で保存しなければならないことになっている。でも5℃以下で麺を保存したらすぐに乾いて風味が落ちてしまう。ということで、アジア系移民がこの法律の適用に反対しているとのこと。ちなみにこれまで生の麺で食中毒は出ていないようなことを言っている。

日本の蕎麦やうどんは冷蔵ケースで売られているし、うどんは冷凍の方がおいしかったりする。技術開発できたら儲かるかも....。


デリを救え!Save the Deli
なんとNPRの「ユダヤ料理のデリを救え(A Mission To Save Real Jewish Delis, A Dying Breed)」のゲストがここにも登場。ユダヤ食品を扱うデリが危機に瀕している話をしている。

ユダヤ料理がどういうものかよくわからないのだが、脂肪がのったハムや塩気の効いた料理が多いらしい。最近はそういった食品は健康を害すると敬遠する人が多く、デリでは売らなくなっているようだ。ユダヤ系の若者たちも東欧や中東との接点がほとんどなく、むしろイタリアン、タイ、コリアン、ジャパニーズといったエスニック料理を知ってますますユダヤ料理から遠ざかっている。そういうわけで、伝統的ユダヤ食品を扱うデリがどんどん減ってきて、消滅寸前らしい。

ユダヤ人は紀元前から続く古代民族だけれど、土地を持たないのにユダヤ人としてのアイデンティティを持続しつづけているのは、宗教や文化風俗を脈々と受け継いできたからなのですね。しかし食文化が変わるとなると、どうなっていくのでしょうか。


ユーゴのワインWines after War
地中海に面している旧ユーゴ諸国産のワインの話。カリフォルニアワインに使われているいくつかのブドウ品種は旧ユーゴが原産のものがあるらしい。

旧ユーゴ地域では、1980年代から1990年代まで続いた紛争でワイン作りのほとんどすべてが失われてしまった。数年前から新たに始まったワイン作りでは、新しい品種を取り入れたり、人気の風味を目指したりしているよう。地域経済活性のために歓迎すべきことだが、長い伝統があるユーゴ地方独自のワインも支えていきたい、と話している。

セルビア、クロアチアに興味があり、一時期関連の本を読んでいた。ワインが有名とは知らなかった。この地方はイベリコ豚のようなおいしい豚肉の産地でもあるから、ハムとワインという楽しみもあるのですね。