Original Title: The Green Fairy; Portuguese Cuisine; Kitchen Re-Do's; Bountiful Trees
パイのお勉強
番組ホストのパイの先生がゲストで、パイについてお話している。まずタルトとパイの違いについて。タルトはフランス菓子で、パイ生地がクッキーのようなサクサクしたものであり、フィリングは型の高さまでしかない。つまり低めの仕上がり。一方パイのパイ生地はパリパリしたもので、フィリングをうずたかく積み上げるように作る。ボリューム感のある方がパイ。まさにアメリカンパイですね。パイ作りが敬遠されるのはパイ生地を作るのが面倒くさそうだから。でもとにかくやってみなさい、きっと満足感が得られますよ、と言っている。
私もキッシュを作るようになってからパイを作り始めたのだけれど、練るときにベタベタするのを打ち粉でおとなしくさせたり、生地を休ませてる間に犬の散歩に行ったり、パイ生地を型にはめたあとフォークですき間なく穴を開けるのがおもしろい。パイ生地のレシピはあまたあり、それぞれ食感が異なるから、いろいろ試すのも楽しい。失敗しても結局は食べられますからね。写真はGOOD FOODのウェブサイトに掲載されているレシピで私が作ったココナツクリームパイ。
小さい台所
番組ホストはレストランのオーナーシェフなのだけれど、自宅の台所にはオーブンがないとのこと。パイはトースターオーブンで焼いていると言っている。ニューヨークタイムズのコラムニストがニューヨークのアパートの狭い台所で料理の腕をふるっている話。広くて最新の調理器具が揃った台所でなくても、色んな種類のおいしい料理が作れるということ。逆に広くて最新の調理器具が揃った台所ではあまり料理はされていないんじゃないか、と。このニューヨーカーは、台所に欠かせないのは冷蔵庫、シンク、ガステーブルと言っている。確かに、この三つがないと台所とはいえない。しかもこの三つの品質が良ければ調理もしやすいと思う。
雑誌で料理関係有名人の自慢の調理器具などの特集があるが、質素な台所でも十分やっていけるということに意を強くした。要は調理人の頭と腕次第ということですね。私は炊飯器だって不要と思うくらい。でもオーブンレンジと大中小のボウルは必要だな。