Original Title: Odd Couple: Frank And Paul Target Military Spending
「沖縄に米軍基地は要らない」と主張し始めたのは民主党と共和党の上院議員二人。政治的に対立する立場の二人が「軍事予算の大幅削減」で共同戦線を張っている。
歴史的な経済停滞にあって、軍事にお金を注ぎ込んでいる場合じゃないということ。超党派の二人は、この先10年で1兆ドルの軍事予算の削減を目標にしており、その矛先を海外駐留軍に向けている。
日本は自分で自分を守れるはずだし、中国の脅威に対抗というが、実際の話、事が起こった時沖縄駐留軍を中国本土に侵攻させるなんて誰も考えちゃいない。それに同盟軍ならばヨーロッパ軍もアメリカ国内に駐留するべきじゃないか。あっちでもこっちでもアメリカが一方的に負担するのはおかしい。駐留軍は冷戦時代の遺物であり、無用の長物だ、と言っている。
この二人の意気込みはかなり本気のようで、強硬な保守派「お茶会」と協同してもいい、と言っている。「お茶会」はオバマ政権の社会政策に反対している政治グループ。軍事予算を削ることで社会政策に係る税金の引き上げを阻止できるなら「お茶会」はのってくるかもしれない。そうしたらかなりの勢力になることでしょう。