読んだ本と、映画館で観た映画の記録をつけています。
おもしろかったポッドキャストの記事の紹介も。ポッドキャストは、NPR:Story of the DayとKCRW:GOOD FOODから。
コピー&ペースト等転載はお断りします。
2009-09-09
「うすのろ」は辞書に残すべきか? [NPR]
Original Title: Rethinking 'Retarded': Should It Leave The Lexicon?
ダウン症の娘を持つ男性が、「うすのろ」(retard)という悪態を使うのは止めよう、という活動を始めた。ある日その言葉を使う自分に気づいて愕然としたのがきっかけ。
ゲイのコラムニストは自分はもう「リタード(retard)は使わない、代わりにリォタード(leotard)と言う」と宣言した。ゲイとうすのろは落書きによく使われているらしい。ゲイとしていやがらせを受けることがあるから、人がいやがることはしないというわけ。
日本でも「ター坊」のキャラクターが知的障害者を侮辱しているということで取りやめになった。言葉は辞書に残してもいいと思うが、不快感を与える言葉は「うすのろ」ばかりでなく、何でも発してはいけないと思う。例えば、最近はあまりこんな言葉を言う人はいないけれど、「女の腐ったような」というのは、受け入れられないんじゃない?あと「バカチョン」も使われなくなった。
「トーキングウィズ松尾堂」で須藤元気が、肯定的な言葉だけを使っていれば世の中はもっと良くなる、と言っていたが、前向きな精神になるには、前向きな言葉を使うのが近道なのは確か。それに、前向きな精神は物事をよくする。経済学にも、期待値が大きければ見返りが大きくなるという公式があるのだから。