2009-01-15

死の蔵書 [ジョン・ダニング著]


古書業界を舞台にしたミステリで、
古書の世界ってこうなんだー、
と世界が広がった。

日本でも同じように稀観本を
高値で買い取ってもらう、
そんな生活をしている人たちがいるのかな。

だからブックオフみたいな古本屋が出た時、
反発があったのか。

しかし、結局は本じゃん。
本という物理的な存在に価値をおくのか。
私は本の内容を知ることを優先したい。
だって本を置く場所がもうないし、
まさに死ぬ時持って行けるのは、
この脳に格納された本の内容だけなのだから。

ラスト明かされるトリックは、
シャーロック・ホームズのような感じ。