2014-02-14

ソウルガールズ [ウェイン・ブレア監督]


1960年代末にオーストラリアに実在した女性コーラスグループを描いたオーストラリア映画。面白く、楽しい!

アボリジニの姉妹はカントリーミュージックのユニットを結成して町ののど自慢大会に出場するが、人種差別の現状を見せつけられるだけ。しかし司会を務めた白人男が姉妹の才能を見いだし、ソウルミュージックを演奏したらいい、とマネージャー役を買って出る。隔離政策によって都会に連れ去られていたいとこも合流して、サファイヤズというコーラスグループを結成、ベトナムへ慰問ツアーへ行く。

サファイヤズ4人のうち、末妹を演じたジェシカ・マウボーイはオーストラリアの人気シンガーとのこと。長姉と次姉を演じた2人は、それほど美人には見えないのだけれど、映画が進むうちに、特に長姉のデボラ・メイルマンが本当にステキに見えてくる。マネージャー役のクリス・オダウドもダメ男の魅力全開。

「君の家族を、オレの家族と言いたいんだ」

シビれる口説き文句だ。

アメリカ以外の土地でのソウルミュージックがテーマの「コミットメンツ」もイカした映画だった。それから、音楽がイカしているオーストラリア映画といえば「プリシラ」。この2作は大好きな映画。「マッド・マックス」も公開されるというし、オーストラリアに行きたくなった。行かねば。

映画を観たこの日、東京は記録的な大雪だった。