2012-03-14

ヒューゴの不思議な発明 [マーティン・スコセッシ監督]


2012年アカデミー賞で作品賞を逃した作品。1930年代のパリの駅を舞台に、孤児のヒューゴとおもちゃ屋の主人で、実は有名な映画監督だった老人と、からくり人形をめぐる話。

老人は、1902年に「月世界旅行」を制作したメリエスという設定。映画のタイトルは「ヒューゴ」で、少年の話かと思いきや、映画創生期の人々の情熱と夢が主題になっている。

ヒューゴの敵役となる鉄道警察官をサーシャ・コーエンが演じている。風刺がキツすぎるブラックコメディ「ボラット」とか「ブルーノ」に主演した俳優。巨匠マーティン・スコセッシの前では少ーし毒が緩和されていたけれど、強烈な印象を与えている。

3D映画を初めて観た。画面に奥行きがあって臨場感があるけれど、字幕が二次元なので時々我に返る感じ。しかも、眼鏡で映画館へ行ったので、3D用メガネの収まりが悪く、映画の世界に没入できなかった。