2009-11-13

チーズ 魅力のすべて [松平博雄著]


戦後、チーズの輸入に携わり、恐らく日本のチーズ業界の重鎮になられた方が書いたチーズに関する本。大判なので、写真が豊富。でもチーズの作り方、熟成方法、チーズ産地の旅行記、チーズの栄養面、社交面など、チーズのあらゆることを網羅していて、読み物としてとても興味深く勉強になる。

特にチーズ産地を訪れた旅行記が面白く、その地へ行きたくなる。チーズは高山地帯で生産されているものが多いから、山に登ってチーズを食べて、楽しい旅行ができそう。

牛乳、羊乳、山羊乳など原材料の違いや熟成方法によって風味が違ってくるから色んな種類のチーズがあるのですね。もともとチーズが好きだったけれど、この本を読んでからチーズに対する理解が深まり、ますますチーズがおいしく感じられる。取り上げられているチーズをすべて食べてみたい。しかしチーズは日本では高いですからねぇ。