平岳大さんを秘かに注目している(ファンなのです)ので急遽観ることに。主役を演じている。
地方の藩を舞台にした時代劇。幕府から遣わされた剣術指南役が、藩取り潰しのための内情を探っていることがわかり、暗殺することに。しかし、幕府から使者が来ることがわかり、下手人を始末したことにしなければならなくなる。実際に手を下したのは城代家老の婿でもある藩の剣術師範。そのため無実の若い藩士を身代わりに始末することにし、その役目を暗殺実行者である剣術師範が引き受けることとなる。
全編、音楽なし。太鼓の音のみが効果音として使われている。ラストの雪原での斬り合いに迫力があった。雪に足をとられ、雪で袴が濡れて重くなり、さらに重い刀を振り回し.....命がけだ。
質実剛健な時代劇。家老(若林豪)、用人(中原丈雄)、幕府関係者(目黒祐樹、栗塚旭)を演じるじいさま(失礼)方が素晴らしかった。
平君は城代家老の婿である剣術師範、渋く、殺陣もキマってました。役者は大変な仕事ですね。