スタイリストであり手芸家である著者の、手芸に対する思い、お気に入り、気を付けていること、コツなどがコレクションの写真とともに綴られている。とても簡単な小物の作り方も掲載。
お気に入りの手芸関連店のリストもある。東京中心だけれど。
本を見て作ってうまくできなくてもあきらめずに作り続けましょう、ということが書かれている。手芸の先生たちはたくさん練習して、何十年とやっている技術があるから、初めて作って本の作品と同じようにできなくても当たり前、ということ。そのことは自分も思っていたので、著者に共感した。
それから、チクチク針を動かしていると気持ちが落ち着いてくること、とか、ミシンがなくても手縫いで作ればいい、とか、他にも共感することが多かった。
シンプルな作りの本だけれど、著者が手芸を通じて会得したコツや秘訣や考え方を惜しげなく披露しており、これからの手芸生活の指針になるようなことが多い。
著者の他の本も読んでみようと思う。