ユートピアというディズニーランドをも凌ぐ創造性とファンタジーにあふれたテーマパークがテロリストに攻撃され、パークの経営責任者の女性とパークのネットワークを作り上げたロボット学者、たまたまパークに来ていた"民間軍事関係者"がテロリストと内部に潜む敵と戦う、という話。
テーマパークの内幕がよくわかる。
川上未映子が「目をつむって本棚の前に立ち、初めに手が触れた本を読むことで、自分が思いもかけなかった世界を知ることができる」と書いていたので、やってみた。それで選んでしまったのがこの本。
文庫本だけど、瀬名秀明の解説も入れて全761ページで分厚い。もし川上未映子方式をしなかったら、絶対に読もうと思わなかっただろうなぁ。かなりすっ飛ばして読んでしまった。プロットと情報はてんこ盛りなんだけど、人間の描き方が浅い印象。