世紀の大作の一つだ。
人間の醜さ、優しさ、不幸と幸福が凝縮されている世界だ。特に人を貶めようとする力の強さに圧倒される。それに屈することなく前向きに生きていく人間の崇高さがその人を神に近づけていくのか。ラストシーンは涙が止まらなかった。
革命を目指す学生たちの活動を見ていて、アラブの春に通じている、と思った。
舞台のミュージカルがそのまま豪華でリアルなセットとともに映画になった感じ。出演者全員が歌がうまいのでびっくりした。
アン・ハサウェイは全編158分のうちたった15分しか出演していないらしいが、第85回アカデミー賞を助演女優賞を受賞した。