読んだ本と、映画館で観た映画の記録をつけています。
おもしろかったポッドキャストの記事の紹介も。ポッドキャストは、NPR:Story of the DayとKCRW:GOOD FOODから。
コピー&ペースト等転載はお断りします。
2009-07-22
タカコ・ナカムラのWhole Foodスイーツ-卵・乳製品・砂糖なしでつくる絶賛レシピ [ タカコ・ナカムラ著]
お菓子の写真と作り方だけでなく、素材の種類や製造方法、生産者についての記事もあり、お勉強になる。
インドで、厳格な菜食主義者のために卵不使用のクッキーが売られているのを見て、卵なしでどうやって焼くのだろうと不思議だった。この本のレシピによると、卵がなくてもちゃんと生地がまとまるようです。
タイトルにあるようにどのレシピも卵だけでなく、砂糖もバター(マーガリン)も使っていない。とはいうものの、甘味料(メープルシロップとかもち米飴とか)とオイル(オリーブオイル、グリーンナッツオイルなど)は使用している。やはり甘味と油脂はおいしさに不可欠なのですね。
健康にも環境にも良さそうなのだけれど、量産されていない甘味料とオイルを使うので、家計には厳しいかも。結局ミクロな視点で損得を考えてしまうなー。
2009-07-21
軍人の娘たちのための大規模集会 [NPR]
Original Title: Two Military Daughters Start Sisterhood For Teens
イラクへ派遣された軍人の娘たちが、同じ悩みを持つ他の十代の女の子を集めて会議を開く、という話。
親が戦争に行くということで、子どもも家庭もどれだけ心の負担を抱えることになるのか。一人の子は学校で友だちがいなくなってしまった。「あなたのお父さんが戦争に行って、あなたとどうやって付き合ったらいいかわからないから、もうあなたとは付き合わない」と言われたとのこと。
友だちがいなくなるのもショックだけれど、この子は家でお母さんとも気持ちがすれ違ってしまった。感謝祭が近づいたのでお母さんに「今年うちではどうしようか」と相談したら「それどころじゃない」と怒られて大ゲンカになってしまった。この話をしている時、この子は泣き出してしまった。お父さんがいなくてお母さんともうまくいかなかったら、もうどうしていいかわからなくなるだろうと思う。感謝祭はアメリカでは盆と正月が合わさったような、一家一族が集まる大事な行事。
お父さんが戦争から帰ってきてからは状況はもっとひどくなってしまったとのこと。
そういう状況におかれている女の子二人が、落ち込んでばかりいられないと、同じ悩みを抱える軍人の娘たちを集めて、この問題について語り合い、社会を啓発していくため来年3月に大集会(コンファレンス)を開く。カリフォルニア州在住の軍人の娘たち500人が集まる予定とのこと。
二人はまだ高校生。こんな大規模な会議を開催することになり、周囲は失敗しやしないかと心配しているが、本人たちは「自分たちがやれるって自信を持たなければ周囲を説得できないし、何にも起こらない」とやる気十分でいる。
やる気という積極精神があれば、たいていのことは実現するのは本当ですね。
それにしても、戦争はありとあらゆるところの人たちにネガティブな影響を与える。この女の子たちはそのネガティブをポジティブに転換しようとしているけれど。
2009-07-19
クロンカイト、衛星中継で欧州にお目見え [NPR]
Original Title: From The Archives: Cronkite, Live Via Satellite
2009年7月17日、92歳で亡くなったクロンカイト氏の追悼として、2002年にNPRが制作した番組を再放送(?)。
1962年7月23日北米とヨーロッパのテレビ局が初めて衛星でつながった時、ヨーロッパのテレビに初めて登場したのは、北米側のキャスターを務めていたクロンカイト氏だった。再放送(?)された番組は、初の衛星中継番組の音源と、2002年のクロンカイト氏の回想ナレーションで構成されている。
画期的な衛星中継から47年。今は手の平の中で外国の昔の番組を再現できる。距離と時間を超越してしまった、といってもいいのではないでしょうか。
話は変わるけど、5年前から使っていたiPod Miniが6月30日に壊れ、7月1日にiPod Touchを新しく買った。iPod TouchはiPodと全然違う!どっちかというと不便。今も戸惑うことが多いし、パソコンにつなぐと個人情報がどんどん漏れているような気がする。でもVideo Podcastを観られるのはいい。眼が悪くなりそうだけれど。
美肌革命-お金をかけずにきれいになる- [佐伯チズ著]
イトイさんとの対談を読んで佐伯チズさんから直接聞いてみよう、と思い読んだ。
エステサロンを経営しているのに、本当にお金をかけずに改善できる方法をこれでもかと教えてくれている。全部実践するのは難しいけれど、自分ができる範囲、自分がここまででいいと思う範囲はやろうと思う。
「きれいになる」ということは、人からどう見られているか思われているかと、自分を客観視することだと思う。自分を客観視できるということは、人の立場に立てるということではないでしょうか。「きれいになる」が最優先になると逆に自分のことしか考えていないってことになるけれど。
佐伯チズさんは、前向きな気持ちを持ち続けていれば「きれいになる」ということを繰り返し言っている。本当に前向きな気持ちって人間に不可欠なものですね。
2009-07-18
米国防省の料理番組 [NPR]
Original Title: Military Chefs Battle On Pentagon's Cooking Show
全世界に駐屯している米軍に配信するため、アメリカ国防省がテレビ番組(?)を制作している。その中の一つに軍のコック(軍曹)が出演する料理番組があって、軍楽隊も出演して、生演奏をバックに軍曹が軽快なラップ風のおしゃべりをしながら料理を作っている。
たとえば、ハチャトリアンの「剣の舞」をバックに玉ネギを刻んだり.....。NPRが取材した時に作ってた料理はタンドリチキンとプルコギだった。
国防省制作のテレビ番組の内容はエアロビがあったり、地上波のテレビ番組とあまり変わらないよう。戦地の異常な状況下でも平和な日常生活に触れて平常心を保てるよう、福利厚生の一環なのだろうか。
2009-07-05
ユートピア [リンカーン・チャイルド著]
ユートピアというディズニーランドをも凌ぐ創造性とファンタジーにあふれたテーマパークがテロリストに攻撃され、パークの経営責任者の女性とパークのネットワークを作り上げたロボット学者、たまたまパークに来ていた"民間軍事関係者"がテロリストと内部に潜む敵と戦う、という話。
テーマパークの内幕がよくわかる。
川上未映子が「目をつむって本棚の前に立ち、初めに手が触れた本を読むことで、自分が思いもかけなかった世界を知ることができる」と書いていたので、やってみた。それで選んでしまったのがこの本。
文庫本だけど、瀬名秀明の解説も入れて全761ページで分厚い。もし川上未映子方式をしなかったら、絶対に読もうと思わなかっただろうなぁ。かなりすっ飛ばして読んでしまった。プロットと情報はてんこ盛りなんだけど、人間の描き方が浅い印象。
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